「プラントベース(Plant-Based)」とは、植物性食品を中心とした食生活や製品のことです。その定義と特徴を5つご紹介いたします。
目次
植物由来の食材が中心
プラントベースの食事は、主に野菜、果物、豆類、ナッツ、種子、全粒穀物など、植物由来の食品を基本としています。肉や魚などの動物性食品を避けるか、最小限に抑えることが特徴です。
健康志向の食事スタイル
プラントベースの食事は、栄養価が高く、飽和脂肪やコレステロールが少ないため、心血管疾患や肥満、糖尿病などの生活習慣病が予防できる健康的な食事スタイルが可能です。
ヴィーガンとの違い
ヴィーガンが動物由来の製品を一切使用しないライフスタイルであるのに対し、プラントベースは必ずしも動物性食品を完全に排除しないこともあります。場合によっては、少量の肉や魚、卵、乳製品や、その調味料を取り入れることもありますが、基本的には植物性食品を優先しています。
環境への配慮
プラントベースの食事は、環境に優しい選択肢とされています。畜産業が地球環境に与える負荷(温室効果ガスの排出や水の消費など)を減らすために、植物性食品へのシフトが奨励されています。また、SDGsの視点からも地球資源を持続的に利用するための食事スタイルです。
多様な代替食品の登場
プラントベースの食品には、動物性食品の代替となる大豆ミートなどの「代替肉」やアーモンドミルクや豆乳といった「植物性ミルク」などの製品が含まれます。これらは食感や風味が動物性食品に近いものも多く、動物性食品の摂取を減らしたい人に人気があります。